業界トレンド

「決済+会員化」:インバウンド決済の動き!~7月3日WeChat Pay海外発表会レポート~

7月3日(月)微信支付(WeChat Pay)は、日本・東京で初の海外発表大会を開催し、海外加盟店とアクワイアラー向けのオープンプラットフォーム及び「We Plan」と名付けたクロスボーダー決済スマートソリューションを発表しました。インバウンド関連の企業や関係者が大勢来場し、開始前会場は既に満席で、日本内でもWechatPayに対しての注目度の高さが伺えました。

プレスリリース文はこちら

一方、東京発表会はWeChat Pay海外発表会の第一弾として中国国内にも広く注目され、複数のメディアによる報道されました。

WeChat Payのデータによると、日本において、6月WeChat Pay日間最大取引件数は1月の16倍で、金額は1月の40倍になり、日本での加盟店数も6倍以上増えたことが分かりました。
訪日中国旅行者市場が拡大している中、中国人モバイル決済の海外市場は日中両国から注目され、興味と熱意が上昇を続けております。

WeChat Payとは?

WeChat Payを説明する前に日本より進んでいる中国モバイル決済の背景をご紹介したいと思います。Analysys易観社のレポートによると、2017年第一四半期、中国第三者決済モバイル決済の売上規模が18.8兆元(約298兆円)で、前年比46.78%増です。その中で、シェア53.7%のAlipayに続き、テンセントペイ(WeChat Pay、QQ Pay)は39.51%を占めていて、2位に並んでおります。また、オフライン決済のシェアだと、2016年WeChat PayはAlipayも上回りました。
モバイル決済は中国で普及している要因として、キャッシュレスの浸透及びWeChat、Alipay等決済手段の利便性にあると思われます。現在、中国では、スーパー、デパート等大型店舗は言うまでもなく、タクシー、八百屋さん、屋台、自販機等身近な店舗・サービスまでモバイル決済が導入されており、携帯一台で出かけられるようになりました。

微信支付の海外運営部門の責任者・殷潔氏の話によると、WeChatのアクティブユーザーは9.38億人で、2016年12月時点で、WeChat Payの導入店舗は約100万店舗になり、テンセントモバイル決済の月間アクティブアカウント数と日次平均決済本数は6億を超えております。

WeChat Pay海外発表大会の内容は?

今回の東京海外発表大会は二つの部分からなっております。
第一部では、微信支付の海外運営部門の責任者・殷潔氏から、WeChat Payオープンプラットフォームと「We Plan」ソリューションをご紹介いただきました。
殷潔氏は実際会場でオープンプラットフォームの操作方法について説明されました。簡単かつオープンなプラットフォームにより、導入のハードルを低くしすることが目的だそうです。
また、機能開放、キャンペーンサポート、技術サポート、販促物提供等の面から、「購入前」「購入中」「購入後」の各段階で全面的にソリューションを提供するとのことです。

第二部では、株式会社ドンキホーテホールディングス、海底撈火鍋株式会社、大丸松坂屋百貨店、日本空港ビルデング株式会社(注:登壇順)の四社を招き、決済手段導入による売上高増やWeChat運営による集客効果などの導入実績について共有いただきました

【まとめ】キーワード

①「オープン・Win-Win」
今までテンセント社が維持し、築いてきたエコシステムであり、テンセントの多くのプロダクトに反映されております。WeChat Payオープンシステムも統一かつ透明性の管理制度を作るためリリースされました。また、独占のアクワイアラーが存在しないことも強調されました。

②「決済+会員化」
殷潔氏が曰く「WeChat Pay」が「水や電気」のようなもので、基礎インフラともいえます。来店集客に繋がるにはWeChatをSNSアプリとしての付加価値を活用することが重要となります。

WeChatを通じ、来店促進活用は主に下記3点が考えられます。
1> 公式アカウント運営によるファン育成及び顧客維持
2> 紅包(お年玉)、クーポン、メンバーズカードによる来店・購入促進
3> モーメンツ広告・フィード広告による集客拡散・マーケティングデータ収集

以上、微信支付(WeChat Pay)日本・東京での海外発表大会のレポートとなりました。
お役に立てれば幸いです。

 


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sai

sai

日本語同時通訳専攻の在日中国人マーケター。 日本語・中国語言語能力を活かし、インバウンド事業を4年間携わってきており、約100社企業様にインバウンドプロモーションのプランニング支援。

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