Facebook、InstagramやTwitterなど人気SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用して企業認知向上や購入・売上促進につなげるマーケティング活動が今や日本企業のマーケティングにおいて、欠かせない手法になってきております。それと同様に、海外向けのマーケティングにもSNSマーケティングが重要です。
【中国ネットユーザーのメディア利用状況】
媒体 | ユーザー規模(万人) | 利用率 |
SNS | 98,330 | 97.3% |
動画 (ショートムービーを含む) |
94,384 | 93.4% |
オンライン決済 | 87,221 | 86.3% |
EC | 81,206 | 80.3% |
検索エンジン | 79,544 | 78.7% |
オンラインニュース | 75,987 | 75.2% |
オンライン音楽 | 68,098 | 67.4% |
ライブ配信 | 63,769 | 63.1% |
オンラインゲーム | 50,925 | 50.4% |
オンライン出前 | 46,859 | 46.4% |
オンライン文学 | 46,127 | 45.6% |
<CNNIC2021年6月のデータより>
中国のネットユーザーのメディア別の利用率を見れば、SNSがやはり最も利用されております。中国のマーケティングにおいても、SNS運用も重要だとみられっております。
さて、中国のSNS運用となると、どの媒体をどのふうに運用すればよいでしょうか?
【2020年中国SNSメディアの利用率】
<CNNIC2020年6月のデータより>
中国インターネット情報センターのデータによりますと、中国では「WeChat」「Weibo」「QQ」という三つのSNSメディアが最も利用されております。ただ、 「QQ」は個人利用が多いため、企業プロモーションに活用されているのは「WeChat」「Weibo」となっております。
また女性ユーザー向けの新興SNSとして「RED」(※「RED」の運用サービスはこちらをご参照ください)も人気急増し、ショートムービーのSNSとして中国のTikTokである「Douyin」も普及しております。
本文では、WeChatの紹介や弊社が提供しているWeChat運用サービスをご紹介いたします。
目次
WeChat(微信)の概要
テンセント社の最新データによりますと、WeChat(微信)の利用ユーザーが12億人をこえ、中国では利用者数の最も多いSNSであります。また、年齢層も最も幅広いです。WeChatとはLINEに似ており、友達にならないと、メッセージやタイムライン閲覧ができないクローズドなSNSです。
ただ、LINEに比べ、メッセージ機能でコミュニケーションに利用られることに加え、決済・EC・クーポンなど様々展開されており、ユーザーの生活に浸透しているとも言えます。
◎WeChatの最新データ❊
日間アクティブユーザー:10.9億人
日間ビデオ通話利用者数:3.3億人
日間タイムライン閲覧人数:7.8億人
日間タイムライン投稿者数:1.2億人(その中、写真6.7億枚、ショートムービー1億件投稿されている)
日間WeChat公式アカウント閲覧人数:3.6億人
日間ミニプログラム利用者数:4億人
<テンセント社2021年1月発表データより>
データを見れば、ビデオ通話等コミュニケーションの他、WeChat公式アカウント、タイムライン、ミニプログラムも多くのユーザーに利用されております。WeChat運用に活用できると思われます。
※WeixinとWeChatの区別
WeChatの利用地によって2種類のアカウントがあります。中国大陸版を微信(Weixin)と呼び、国際版をWeChatと呼びます。中国国外(たとえば日本)のApp storeやGoole Playアカウントでダウンロードされるのが国際版の「WeChat」です。逆に、中国国内のApp StoreやGoogle Playアカウントでダウンロードされるのが中国大陸版の「Weixin」です。
機能的な区別といえば、大きく二つがございます。
1.中国大陸版のWexinユーザーは国際版のWeChat公式カウントのコンテンツを見れません。
2.WeixinよりWeChatユーザーは一部機能(クーポン券等)を利用できません。
本文では一概「WeChat」と記載しております。
WeChat運用サービス--公式アカウント運用サービス
企業がWeChatの機能を活用するにはWeChat公式アカウントの開設が基本となっております。中国では75%の企業がビジネスで利用しています。WeChat公式アカウントは定期配信により情報の伝達のみではなく、メニュー欄やKWの設定で公式サイトの代わりに運用することもできます。また、メッセージ機能を利用して、顧客とのコミュニケーションやCRM管理にも活用されております。
WeChat公式アカウントには訂閲号(購読アカウント)と訂閲号(購読アカウント)の2種類があります。
【服務号(サービスアカウント)】
サービス提供型公式アカウントです。(お問合せ、銀行、サービス提供等)月4回情報を配信できます。友人からのメッセージ一覧画面に表示されるため、ユーザーの目に止まる確率が高いです。また、電子マネーを使ったサービスを利用する場合はこのアカウントを開設することになります。
対象例:企業、政府及び団体等(サービス・商品販売系にご推奨)
【訂閲号(購読アカウント)】
情報伝達のための公式アカウントです。(新聞、雑誌、ニュース等の機能に似ています)。1日1回情報を作成して配信できます。情報発信できる回数が多いため情報メディアやニュースサイトなどのコンテンツを豊富に持った事業者には非常に有効性の高いアカウントになります。但し、「購読アカウント」フォルダーにまとめて表示されるため、ユーザの購読率は服務号と比較すると低くなります。また決済等付加的なサービスを利用できません。
対象例:個人、メディア、企業、政府及びその他団体(PR系にご推奨)
弊社のWeChat公式アカウント運用サービスで対応できること:
1.WeChat公式アカウント開設
2.WeChat公式アカウント初期設定
3.WeChat公式アカウント投稿文作成・投稿運用
4.WeChat公式アカウントイベント企画及び運用
5.コメント、お問い合わせ対応
6.運営データ監視・レポート作成
WeChat運用サービス--公式アカウントの拡散サービス
WeChat公式アカウント基本運用の他、WeChat広告やKOLによる拡散も必要となります。
WeChat公式アカウントの拡散についても、弊社のほうで広告やKOL手配でご支援しております。
WeChat広告運用
WeChat広告では、膨大なユーザービッグデータを活用して、ユーザの属性、デバイス、サーチ行為、行動傾向、興味関心等様々な面において、ターゲティングができます。
WeChat広告の広告枠の位置によって、モーメンツ(タイムライン)広告と公式アカウントバナー広告に分けられます。
①モーメンツ広告
Facebookのフィード広告と似ており、タイムラインに表示される広告です。ただ、WeChatの一般投稿と同じく、友達同士しか見れないクローズドな環境にあるため、同広告の配信された友達同士しかコメントが見れません。モーメンツ広告の形式として、「文字+画像」「文字+動画」があります。
②公式アカウントバナー広告
公式アカウントの属性等でターゲティングし、公式アカウントの下部や文章内に掲載するバナー広告となります。
WeChatKOL拡散運用サービス
他メディアのKOLと同じく、多数のフォロワーを有するWeChat公式アカウントによる拡散となっております。弊社では、適切なWeChatアカウントのご提案、投稿文作成、投稿、投稿後データ分析等の運用サービスをワンステップでご提供いたします。
WeChat運用サービス--WeChatミニプログラム運用
ミニプログラムは近年WeChatが出して、一気に人気になっているサービスです。WeChatミニプログラムとはWeChatに依存したミニのアプリの意味で、個別のアプリをダダウンロードする必要がなく、WeChatからアクセスできることが特徴です。
WeChatミニプログラムを活用することで、WeChatアカウント運営によって集客したユーザーを最終購入、予約まで完了させることができ、コンバージョンにつながります。特にECの運用が主流となっております。
【WeChatミニプログラムECのメリット】
WeChatのトラフィックを活用できるうえ、従来のECの場合、モール出店、開発費用等を含めた高い初期投資がなくても簡単に着手できます。このように、WeChatミニプログラムECを立ち上げ、WeChat公式アカウントと併せて運用する企業も増えております。
弊社では下記のWeChatミニプログラムラムサービスをご提供しております。
・WeChatのミニプログラムECプラットフォームYouzan上にて出店・出品支援サービス※詳細は「中国越境EC支援プランーーWeコマース」をご参照ください。
・WeChatミニプログラムのカスタマイズ開発サービス
・WeChatミニプログラムECの運用サービス
WeChat運用サービスにご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
sai
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