Tencent(テンセント)が2020年1月9日に発表した「2019微信年度数据报告(日本語訳:2019年WeChat年間データレポート)」において、2019年微信WeChat(ウィーチャット)利用者数データ概要やトレンド等をまとめております。
周知のとおり、微信(WeChat、ウィーチャット)とは中国のLINEで、中国人に最も利用されているSNSサービスです。また、公式アカウントの開設などのように、WeChatの機能は個人ユーザーのみではなく、多くの企業にも利用され、企業のプロモーションに活用されております。微信(WeChat、ウィーチャット)の情報に対し、中国、日本を含め世界中のマーケティング関係者に注目されていると思われます。
❊出典:Tencent発表の「2019微信年度数据报告(日本語訳:2019年WeChat年間データレポート)」※原文は中国語
WeChatデータ概要
月間アクティブユーザー:11億5100万人、去年同時期に対し6%増
ユーザー利用ピーク時間帯:お昼前、仕事後
WeChat(ウィーチャット)2019年の月間アクティブ数が6%増で、11億人をこえました。
圧倒的に中国No.1のSNSメディアになっております。ユーザーが普段の生活の隙間時間でWeChatを利用しております。
WeChat各機能の利用データ及び違い
<公式アカウント>
公式アカウントの購読ピーク時間帯:21頃前後
若者はアニメのコンテンツを最も読んでおり、中年の方々は育児のコンテンツを最も読んでおります。
<ミニプログラム>
ミニプログラムの利用ピーク時間帯:お昼前後、夕飯後
若い女性はEC関連を最も利用しており、中年の女性はエンターテインメント系のミニプログラムを最も利用しております。
<ゲーム>
ミニプログラムの利用ピーク時間帯:20時前後
若者はカードゲーム系を最も遊んでおり、高年層は最もクイズゲームを利用しております。
<タイムライン>
投稿内容:男性は仕事/ゲームをメインに投稿し、女性はグルメ/恋話をメインに投稿しております。
人気チェックイン場所:
①中国国内:広州、北京、シンセン、上海、成都
②海外:ソウル、大阪、チェジュ、バンコク、シンガポール
<WeChat歩数>
平均日間歩数:6,932歩
週末に歩数が減っている傾向とみられる一方、平日に比べ、出前ミニプログラムの利用回数は93%増、ECミニプログラムの利用回数は53%増となっております。
<WeChat支払>
支払額の高い領域:公共料金支払、医療、教育
支払機能利用年齢層順位:20代35%、30代30%で最も利用しております。
その他の特徴:レストランでの支払の場合は男性が多く(59%)、小売店での支払の場合は女性が多い(57%)です。
WeChatデータまとめ
全体的にWeChatは中国で浸透しており、若者から高年層まで幅広く利用されておりますが、レポートでも紹介された通り、時間帯別、年代別、性別別にWeChatの利用の違いがみられます。
その故、年齢層向けの配信運用、広告実施などのマーケティング方法も違っていくと思われますので、日本企業がWeChatを活用する際に、こちらの調査データもぜひご参考いただければより効果を収められると思われます。
日常運営、広告実施、KOL拡散等各SNSの特徴や機能に合わせてフル活用!
インバウンド事業が盛んできている中、多くの企業や団体は海外向けのSNSを作られるようになりました。中華圏向けには簡体字配信がメインになっているWeChat(ウィーチャット)とWeibo(ウェイボー)と繁体字配信がメインになっているFacebookがございます。
ただし、うまく運用できているものは数えるほどしかありません。理由としてはアカウント立ち上げたあと、とりあえず投稿だけはと言った方法で運用しているものが多いことが挙げられます。またここの部分をたった1人で頑張って運用している社員の方も多いのではないでしょうか?
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sai
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