中国ではキーオピニオンリーダー(KOL)みたいな言葉があるように、他人からの「おすすめ」ということを意思決定によく参照し、消費者の購入行為を影響していることはよく知られていると思います。
特に近年コミュニケーションツールとしたWechat(日本でいうLINEとFacebookを混ぜたようなものです)の機能の活用やミニプログラムの導入等により、友達間のコミュニケーションツールが徐々に「情報拡散」や「商品販売」ができるソーシャルコマースの舞台にもなっております。
そこから盛んで来たたソーシャルコマースですが、中国語では「分销」とも呼ばれており、日本でいうと「アフィリエイト」に近いイメージです。
あの中国では一時マーケティングや融資の話題を作っていたコーヒーブランド、luckin coffeeはまさにソーシャルコマースをうまく活用した例とも言えます。
友達招待キャンペーンをよく実施しており、友達間のおすすめ、拡散による集客を行っております。
中国人消費者はWechatを通してその「信頼できる情報」をとりにいくことが多いです。
従来のWeChat上での拡散は画像の投稿等手動で行うことが多く、本当に「口コミ」というイメージです。
WeChatミニプログラムの導入により、システム上にてソーシャルバイヤーに依頼するビジネスモデルができるようになっております。
流れとしては下記となります。
①システム上貴社店舗のアフィリエイトになる
②アフィリエイトは自社店舗で直接販売するか、口コミにて貴社店舗の集客をする
③アフィリエイト経由で購入があった場合、貴社店舗にて確認できるため、発送対応を行う
④アフィリエイトマージンはシステムにて精算
上記のようにソーシャルコマースがシステム上で行い、よりコミュニケーションを減らして、便利に行うことができます。
ソーシャルコマースの最大のメリットは「信頼性」にあります。信頼している友達または信頼しているアカウントの配信だからこそ、購入の意欲が高まります。なので、その「信頼性」を崩さないように運用上注意をしなければならないです。
勿論、商品自体に工夫する必要もありますが、それ以外下記運用上の注意点もございます。
・お得感を出す
ソーシャルコマースの媒体であるWeChatではある程度クローズドな関係のため、利益を取るだけと思わせる投稿は信頼性を崩しやすいです。
なので、拡散する際はお得な情報や情報の受領側に何らかのメリットも一緒に配信することが重要です。
・良いコンテンツの提供
いくらすすめても、詳細の内容がわからなければ、信頼して購入してもらわないでしょう。
それをアフィリエイト側に作ってもらうことを期待せず、店舗運用側をみずからソーシャルコマース向けによいコンテンツを提供することが重要です。
・オーダー対応
商品を販売することになりますと、物流、アフターサービスも最後まで丁寧に対応する必要がございます。
でなければ、消費者を失うだけではなく、提携したアフィリエイトの方も自分の信頼性を崩されたとおもって、販売に協力してもらわなくなる可能性もあります。
中国向けミニプログラムを活用して、ソーシャルコマースを立てることで販路開拓や情報伝達にも非常に有利です。
ご興味のある方ぜひお気軽にお問い合わせください。
sai
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