2017年は中国インターネットにとって、また改革の一年となりました。
ショートムービー、SNS公式アカウントがより流行りになり、ネットユーザがよりモバイル端末を利用して、細かい時間をつぶすようになりました。
2016年、中国のモバイルネットユーザが10億人を突破し、短時間で便利に内容を閲覧できるアプリがより一層活用されるようになりました。
本文はQuestMobile社のデータをもとに、中国アプリユーザの利用状況を分析していきます。
中国アプリAPP数量の状況
中国ユーザ規模別アプリの数量
【2016-2017年MAU数別アプリの数量】
2017年、アプリ総数が減っている一方、千万人以上ユーザを有するアプリの増加が見られ、特に5千万ユーザ以上を有するアプリの数は2016年の53個から70個まで増加してきており、32%も増えています。ユーザが大手アプリに集中する傾向が見られます。
一方、MAUが1-5万円のアプリ数もやや増加しており、新興するアプリが続々出ていることが予想されます。
中国ユーザ年代別平均アプリ利用個数
(単位:個)
【2016年-2017年年代別アプリ利用数】
中国ユーザ年代別アプリ利用時間
(単位:時間)
【2016年-2017年年代別アプリ利用時間】
年代を問わず、一人当たりのアプリ使用個数も利用時間も増えております。年代別でみれば、24歳以下のユーザのアプリ利用数・利用時間がトップになっております。アプリのメインのターゲットが24歳以下の若年層になると思われます。
中国アプリダウンロード状況
年代別月間新規APPダウンロード数
(単位:個)
【2016年-2017年年代別新規アプリダウンロード数】
2016年に比べ、2017年月間新規ダウンロード数は平均で2.5個、去年と大体横ばいになっております。新規ダウンロード数が最も多いのが24歳以下の若年層となります。若年層のアプリ利用習慣と新しいものへの受け取り度が高いことが原因と考えられます。
ルート別月間新規APPダウンロード・インストール数
【2017年ルート別新規アプリダウンロード・インストール数】
モバイルインターネットの各シーンに参入しているアプリにとって、アップルストアがまだ主要流入源となり、インストール率も高い状況です。
一方、中国において数多いアンドロイド市場のシェア率も無視できません。特に各モバイルメーカーのアプリ市場も盛んになり、競争が一層厳しくなっております。ダウンロードプロモーション施策は先にアップルのAPPストアから行うこともオススメします。
2017年アプリ市場のデータを見ると、「若年」「大手」が何となくキーワードと感じております。アプリ市場が盛んになっている一方、まだトラフィックが大手アプリに集中する傾向がございます。新興、成長中のアプリは何らかの形で大手アプリとの提携を求めております。
次回の記事、各分野における中国の大手アプリについてご紹介いたします。
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sai
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