中国最大ECグループプラットフォーム運用グループAlibaba(アリババ)傘下には「タオバオ」「Tmall」という二つのECモールがあります。日本の方々にはおそらく「Tmall」もしくは「Tmall国際」をよりよく耳にするかと存じます。「タオバオ」に比べ、「Tmall」には企業様の店舗がメインで審査が厳しく、保証金等初期投入も高いことが特徴です。「Tmall国際」は海外企業様に出店していただくプラットフォームで、より審査が厳しめで、基本メーカー様でなければ出店が難しい状況になっております。
それでは、「タオバオ」ならいかがでしょうか。タオバオが個人店舗様も多く、ある程度自由マーケットのイメージがございまして、2020年アリババグループ財務報告によると、タオバオの月間アクティブユーザー数は7億4,000万人に達し、世界最大のECサイトとも言えます。
「Tmall」に比べると、「個人店舗」と「中国国内市場」が特徴ともいえます。タオバオに個人と企業様とも出店できますが、海外の企業様の出店は現状できない状況になっております。なので、もし「タオバオ」への出店を検討される場合は、個人として出店することもできます。ただし、それでも一定の条件が必要です。
流れとして、下記通りのステップとなります:
step1:タオバオアカウント開設
タオバオのサイトの説明に従って登録を行えば開設が簡単にできます。このステップでは「日本の携帯番号」でも可能ですので、海外の方でも全然アカウントを開設できます。
step2:タイバオのアカウント開設後、アリペイの実名認証と店舗主認証を行う
タオバオ上の販売代金を回収するにはアリペイのアカウントが必要となります。タオバオ店舗管理ページ内アリペイ開設・認証へのリンクがございますので、その手順をご参考いただけます。
外国人も出店可能のため、店舗主の認証はパスポートをもって認証すれば大丈夫です。ネックになるのはアリペイの認証となります。アリペイの認証には中国の口座を登録する必要がございます。その中国銀行口座の開設には中国の住所証明、労働証明が必要になるため、多くの海外の方にとって難しいこととなっております。
※アリペイ認証参考URL
上記で簡単にタオバオへの出店方法をご紹介しましたが、海外の個人・企業様にとって「タオバオ」も「Tmall」も出店のハードルがある状況となっております。
ECモールへの出品以外、最近自社SNSやSNSグループチャットのトラフィックを活用したミニプログラムECもブームになっております。弊社も支援しております。ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
sai
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