2017年訪日外国人旅行者の消費額(総額)は4兆4,162億円で、前年(平成28年)の3兆7,476億円に比べ17.8%増加しております。また、 一人当たり旅行支出(総額)は153,921円でした。「観光立国」を方針とした日本にとってインバウンド収益が日本経済の欠かせない部分となっております。
さて、インバウンド消費の国・地域別にそれぞれどんな特徴がございますでしょうか。観光庁の発表した「29年度訪日外国人消費動向調査」を元に、消費額の多い国・地域の最新データをまとめてみました。
◎国・地域別訪日外国人旅行者の消費額の割合
訪日外国人旅行者の中、中国の消費額が最も多く、全体消費額の38%を占めており、台湾、韓国、香港、米国、タイ、オーストラリアはそれに次ぎ、訪日インバウンド消費額の大き国・地域となっております。以下では主にそちらの7つの国・地域について分析していきたいと思います。
◎国・地域別訪日外国人旅行者一人当たり消費額
29年度国・地域別旅中一人当たりの消費額 単位:円
旅行中(日本国内での消費)訪日外国人旅行者の支出額を比較してみました。オーストラリアは単価が一番高くて、197,654円で、中国がそれに次ぎ2位となります。また、米国・香港人の購買力も高いと見られます。
◎国・地域別TOP5の買物場所
コンビニはその利便性が原因でどこの国・地域にとっても人気な買い物場所で、中華圏の旅行者は一番ドラッグストアで買い物をしております。タイ・アメリカ・オーストラリアの観光客は百貨店・デパートも好んでいます。
◎国・地域別利用した金融機関・決済方法
各国・地域は現金の他、クレジットカードをほぼ使っております。その中、中国旅行者は中国独自のデビットカード(銀聯カード)を多く利用しております。一方、リピーターの多い香港・台湾旅行者は交通系ICカードの利用率が高いです。米国・オーストラリア・韓国・タイは現金を使う習慣が見られます。米国・オーストラリアはATMで現金をおろし、韓国は銀行・郵便局を利用し、タイは空港で両替を多く利用しております。また、キャッシュレス化が進んでいる中国旅行者はWeChatPay、アリペイなどの電子ペイメント(その他に含まれる)の利用も注目されるようになりました。
以上は国・地域別外国人旅行者の特徴を簡単にまとめましたが、次回は品目別・年度別分析していきたいと思います。
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sai
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