今までの記事で伝えてきました中国人にとって欠かせないツールWeChat(ウィーチャット)。
コミュニケーションのツールサービスのみならず、SNSマーケティング、支払い等多方面にわたって利用されています。企業の欠かせないマーケティング手法ともいえます。
最近では「旅かえる」のように、WeChat(ウィーチャット)から人気が起こり中国人に認知されたゲームアプリも増えております。2017年11月にTencent(テンセント)が発表しているレポートにおいて、Wechat(ウィーチャット)の規模の大きさが伝わってきています。本記事では最新のWechat(ウィーチャット)の情報をお伝えしていきます。
WeChat(ウィーチャット)のマーケティング活用方法に関してはこちらでご確認いただけます。中国のWeChatがすごい!WeChatの基本説明から使い方まで徹底解説
原文:微信官方发布《2017微信数据报告》
(日本語訳)2017年WeChatデータレポート
※WeChatチーム2017年11月9日発表
※データは2017年9月までの数値となります。
■Wechat(ウィーチャット)は9億以上のユーザーが利用
平均ディリーアカウント登録ユーザー:
9億200万人(去年対比117%)
月間アクティブアカウントの中高齢者ユーザー:
※高齢者:55~70歳
5,000万人
■動画での通話が今後のトレンドとなる!?
ディリーメッセージ送信数
380億通(去年対比125%)
ディリー音声メッセージ送信数
61億通(去年対比126%)
ディリー音声動画通話回数
2億500万回(去年対比206%)
一人あたり月間通話回数
19回(去年対比235%)
一人あたり月間通話時間
139分(去年対比214%)
モーメンツ(WeChatのタイムライン)※WeChat(ウィーチャット)内SNSでのディリー動画投稿回数
6,800万回(去年対比122%)
日本では最も多く使われているコミュニケーションサービスとしてLINEが挙げられます。しかし、ユーザー同士では音声よりも文字やスタンプの方がメインで使う人が少なくありません。
意外なことに、WeChat(ウィーチャット)はメッセンジャー機能だけでなく、音声による通話やテレビ電話サービスが無料でできるということを知らない方が多いです。去年と比較すると、音声動画サービスの利用の伸び率が最も高く、今後も音声動画でのコミュニケーションが増えていくでしょう。
■WeChat(ウィーチャット)アカウントを通じて情報収集は当たり前、ミニアプリも活用されている
月間アクティブアカウント数:
350万(去年対比114%)
月間アクティブフォロワー数
7億9700万人(去年対比119%)
ミニアプリカテゴリー数
大カテゴリー:20以上
業界別小カテゴリー:200以上
主なカテゴリー
交通おでかけ、ECプラットフォーム、ツール、生活サービス、IT関連
中国人の情報収集の手段としてWeChat(ウィーチャット)内公式アカウントが多く使われております。
好きな公式アカウントを登録することで、定期的に興味が高い情報を入手することもでき、検索を通して、関連アカウントを調べることもできます。
プロモーション手段の一つとして、公式アカウント記事内に各サービスや商品を入れる事で自然にアプローチができ、受け入れ易くなります。
WeChat(ウィーチャット)の公式アカウント種類やその他詳細に関してはこちらをご参考ください。中国向けPRに必須!Wechat公式アカウントの種類や取得方法を公開
■オンラインでの支払いが普及しており、キャッシュレス化がますます進んでいく
月間SNS支払い回数
去年対比123%
オフライン支払い回数
去年対比380%
先日中国に帰国した際に、WeChat(ウィーチャット)支払いによる便利さを体験しました。スマホ一つで、中国を満喫できるのではないかと感じました。今では各店舗にてオンラインでの決済を備えており、財布を開くよりもまずWeChat(ウィーチャット)を開くことが多いです。QRコードやバーコードを読み取ることで一瞬で支払いができる為、小銭を探す手間も省くことができます。中国近年のキャッシュレス化がますます進んでおり、今後も普及していくことが見込まれます。
日本で旅行に来られる際に、オンラインでの支払いがあるともっと便利に感じられるので、各店舗におけるWeChatPay(ウィーチャットペイメント)の導入をお勧めしております。
いかがでしょうか。WeChat(ウィーチャット)のすごさはこれで認識できましたでしょうか。
WeChat(ウィーチャット)を活用することでより認知を上げ、売上につながっていくので、是非ともご参考にしていただければ幸いです。
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ただし、うまく運用できているものは数えるほどしかありません。理由としてはアカウント立ち上げたあと、とりあえず投稿だけはと言った方法で運用しているものが多いことが挙げられます。またここの部分をたった1人で頑張って運用している社員の方も多いのではないでしょうか?
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chen
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