2017年に正式的にリリースされてから、2020年には利用者が4億人を超えており、今ではすでに中国人の必要不可欠なツールとなっているWeChatミニプログラム。
今回ではWeChatミニプログラムの基礎情報についてお届けします。
WeChatミニプログラム(微信小程序)とは?
WeChatミニプログラムとは「WeChat内の簡易アプリ」といえます。
アプリのようにダウンロードする必要がなく、手軽に利用できる点が特徴的です。
その手軽さがユーザーに受け、利用ユーザー数が絶えず伸びている状況です。
最近ではLINE社がLINE Mini App(ラインミニアプリ)の提供を開始したりと、日本でもミニプログラムに注目が集まっています。
出典元:QuestMobileの公開資料「2018中国移动互联网春季报告」
WeChatミニプログラムの使い方
従来型のアプリであれば都度ダウンロードする必要がありますが、ミニプログラムは親元となるアプリ以外のダウンロードが必要がありません。
インストール不要にも関わらず、機能面はアプリに劣りません。
ユーザーはWeChatの「発見」ページの「QRコードのスキャン」、「検索」、もしくは「ミニプログラム」を使うと、ミニプログラムのページに入ることができ、Webサイトのように簡単に閲覧、利用できます。
また、最近のアップデートによって、WeChat画面で下にスワイプをすると画面にインストールしているミニプログラムが表示されるようになっています。
WeChatを使った強力な拡散能力
中国では情報シェアのツールとして、多く使われているのが「WeChat」です。ユーザーは面白い話題や価値ある情報を発見すると、モーメンツ等を使って友人じシェアすることが可能です。当然ながら「WeChatミニプログラム」も「WeChat」を介してシェアされていくことができます。
つまり、「ミニプログラム」はソーシャル上の拡散において「WeChat」の拡散力という破格の強みを持っているのです。過去にはゲームなど、シェアを通じて中国で大人気になったWeChatミニプログラムも少なくありません。
ECとしてのWeChatミニプログラム
直近ではWeChat内の決済機能WeChatPayを使って簡単に決済ができるため、ECと連携するWeChatミニプログラムが増えています。
銀行カードとの紐づけ、新規登録の手間なども省けるため、登録転換率が高いのが「ミニプログラム」の強みとなっています。
ソーシャルEC時代のEC市場で勝つためには、WeChatで囲んだ既存ユーザーを活性化させながら、既存ユーザーのシェアによって新規ユーザーを呼び込むサイクルを作ることが重要となります。離脱率を抑えてユーザーを「ミニプログラム」に定着化させるかは、自社にとって解決すべき課題となります。
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中国では企業のプロモーションにおいてWeChatミニプログラムはすでに必要不可欠なツールとなっており、またWeChat運用もユーザーとのコミュニケーションを行うのに重要な役割を果たしています。
これまでに培ったWeb広告代理店としてのノウハウ、中国大手媒体とのリレーション、中国プロモーションの取組実績を活かし、越境EC展開のみならず、訪日インバウンドとの両面から、企業様の中国市場獲得に向けた支援を行ってまいります。
中国越境ECサポートについて、お気軽にお問い合わせくださいませ。
【参考記事】
chen
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