中国のインターネット発展に伴い、新しいサービスが次々と誕生しています。
かつてある媒体が新しい形に生まれ変わって、多くのユーザーに使われています。
今回の記事では、大手企業Tencent傘下「企鹅智酷」が自社のデータとQuestMobileのユーザー情報をもとに発表した「インターネットユーザーニュースメディアの利用状況(原文はこちら)」について、ご紹介いたします。
中国国内におけるニュースアプリの新たなニーズや特徴を読み取ることができます。
ニュースアプリ利用価値
直近では、ユーザーのニュースアプリに対する粘着度が上がっています。
データによると、ユーザーの月平均利用時間や一人あたりの利用時間が前年比較すると、約20%の増加となっています。約8割のユーザーは毎日30分以上ニュース関連情報を見ています。
ユーザーの特徴として、40歳以上で収入が1万元(約17万円)となっている人が多いです。
ニュースアプリ新傾向
ニュースアプリの利用者層は年々変化しており、2016年から2017年にかけて、女性ユーザーの利用者率が37.5%から41.5%と増加しております。女性の関心度が高まっていることを示しています。
近年では、一人のユーザーが自分が所持している端末に複数ニュースアプリをインストールしている傾向があります。ニュースアプリ商品が多元化されていることが理由として考えられます。
ニュースアプリを閲覧する際に、ニュースに対する即時性、専門度、面白さを求める割合に大きな差異はないです。しかし、男女別でみると、女性はニュースの面白さをより気にしており、男性は専門性をより重視しています。
また、ニュースの信憑性や情報の深さに対する追求度は学歴によって変化しています。高学歴であればあるほど、複数のルートによってニュースを読み取ろうとする習性があります。
ニュースに求める条件の多様化
従来では、ニュースを深く読み取り、よく詳しさを求めるユーザーが比較的に多かったです。しかし今日では、ニュースに求める条件が多岐にわたっています。
ニュースを正しく伝えることはもちろん、その核心を読み取る深さや専門性を求めると同時に、ニュースを面白くおかしく伝えられることも求められています。いかにユーザーにそのニュースを面白く感じさせるかどうかが、各ニュースメディアの腕の見せ所となります。
ニュースアプリを求められる場面も多様化しています。
重大な出来事が起きた際にニュースアプリで専門な報道を得る為はもちろん、今のユーザーにとって、暇つぶしのツールとなっていることも多いです。
約5割のユーザーは暇な時間にニュースアプリを開いて、ニュースをみるようにしています。
WeChatやWeibo等のSNSを通してもニュースをみるようになったことで、各ルートに対してユーザーが求めるニュースのカテゴリーも異なります。ニュースサイトのアプリでは経済や時事ニュースが好まれますが、WeiboやWeChatではエンタメ関連情報やライフスタイルに関するニュースがより好まれています。
これらのニュースは内容以外にも、コメント数や閲覧数。そして知人が読んているかどうかの状況によって信頼性が変わります。ユーザー同士の口コミがニュースの信憑性を表す指標の一つとなっています。女性よりも男性の方がこれらの数値に影響を受けやすい傾向があります。
SNSの利用拡散にも関係なく、専門ニュースサイトのアプリにおける信憑性が高いと感じているユーザーが多いです。こういったメディアで表示されている広告も自然的にユーザーに受け入れられやすくなっています。
動画ニュース利用者の特性
従来のテキスト以外にも、イラストやショートムービー等、直近では、さまざまな形式によってニュースが伝えられています。
いまでもテキストをメインとするニュースが多くのユーザーに好まれています。
ムービー形式のニュースはユーザーに受けられやすい特徴がありますが、10分以内の動画を好む人が多いです。なかでも1-3分の長さが最も動画のニュースで適していると思われています。
突発的なニュースやお笑い系の動画をムービー形式で受け入れやすい傾向があります。
以前ではパケット容量を気になるユーザーが多かったのですが、直近ではパケット制限に対して気にするユーザーがだんだん減少しています。動画内容に魅力を感じることができれば、パケットなんて気にしないユーザーが増えています。
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chen

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