Google AnalyticsはGoogleの計測ツールとして、日本のデジタルマーケティングで広く利用されております。中国の場合はどうなっているでしょうか。
中国のGoogleに当たり、中国最大な検索エンジン百度(バイドゥ)もGoogle Analyticsのようなツールがあります。サイト運用者に多くつかわれているのは主に事前調査用の百度指数と、サイト計測用の百度統計の二つのツールが挙げられます。
今回の記事ではその二つのツールについて、詳しく解説して参りたいと思います。
百度ツール例–百度指数
百度指数は一般ユーザに利用されるデータ分析ツールとして、キーワードの検索ボリューム傾向分析を行うことにより、世論、市場ニーズ、ペルソナなど多方面のデータを深く理解し、分析できます。
百度指数を通してどのような情報を獲得できるでしょうか?
1.傾向分析
週、月、年等を周期毎にキーワードの検索ボリューム遷移図で、キーワードの人気度変動を分かりやすく表現することができます。
ただし、特筆すべきところとして下記内容があります。
・百度指数にある数字は実際の検索ボリュームではなく、検索ボリュームに相関する数値です。
・検索ボリュームが低すぎて収録されていない場合は推移図を検索できない場合もあります。
・百度指数は大文字、小文字の区別がありません。
また、検索傾向はキーワード別、ブランド別、地域別、時間帯別、デバイス別で確認することができます。また、推移図ピークのところにローマ字で表示されるところもあり、その期間において、ボリュームを影響するニュースがあることを示しております。クリックすると詳細の内容を確認することができます。
2.ニーズ分析
指定する時間帯において、対象キーワードに関連するキーワードのニーズ分析をすることもできます。上図で表示している通り、円の大きさは検索ボリュームの大きさを示し、緑は検索ニーズが下がっていることを示し、赤は検索ニーズが上昇することを示しております。
3.媒体掲載状況
上図は対象キーワードのメディア露出状況を示しており、媒体の指数検索ボリュームとは直接な関連性がありませんが、百度に収録される媒体記事の数でプロモーションの参考になれます。
4.ペルソナ
上図は地域毎度の検索ボリュームを示しております。それ以外、男女比率、年齢別割合などユーザの属性も確認できます。
上記のように、百度指数は市場調査、現状分析、広告効果計測等に広く運用できるツールとなります。
2. 百度ツール例–百度統計
百度統計とは?
百度統計はサイトトラフィック分析のツールであり、Google Analyticsに似ており、対象サイトの流入元、閲覧状況、ユーザビリティを示すツールとなります。百度統計アカウントは百度広告のアカウントと紐づけ、無料で使えるツールとなります。百度タグを入れれば、サイトのデータを計測することができます。
計測できる内容として、下記通り挙げられます。
1.サイト訪問状況
サイト訪問数、1ページ当たりの訪問数、サイト内アクセスプロセス等サイト全体のサマリーレポートを出せ、トラフィックの推移状況によって傾向を判断することが可能です。
2.百度広告のデータ計測
百度リスティング、アドネットワークなど広告のプロモーションデータの確認が可能です。
3.流入元計測
ダイレクト、検索エンジン、外部リンクなどチャンネル別の流入を計測できます。
4.ユーザ属性
ブラウザ、OS、言語環境などデバイス別のユーザ環境の把握が可能で、ユーザの性別、年齢、学歴、興味などの属性を知ることができます。
上記の2つのツールは中国デジタルマーケティングを実施するうえ、欠かせないといってもよいかと存じます。ぜひ使ってみてください。
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sai
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